月初めは何かと忙しいですよね。
いそいそと日々気持ち良い汗をかいている、どうもサービス担当です。
今回はぜんかいお話しした、餌の奪い合いに負けてしまったお魚さんはどこへ追いやられるのかの続きを話しましょう。
結論から行きますと、、河川を下って下って、海に行ってしまうのです!
ヤマメ (Oncorhynchus masou masou) を例にたとえてみましょう。
ヤマメの生態系はまた後日詳しく書かせていただきましょう。。
ヤマメが餌の奪い合いをして勝敗が分かれるのはおよそ6月となっております。
6月を過ぎに河口付近を観察してみますと、ヤマメがいるのです^^;
餌の奪い合いに負けてしまったヤマメたちは、リスクを冒してでも海に下らねばなりません。そうしないと、自分が死んでしまいますからね。ですが、海にはヤマメを大好物とする天敵がたくさんいます。降海していったヤマメたちのほとんどは、この天敵たちに食べられてしまいます。そんな中でヤマメたちは餌であるプランクトンを食べてすくすくと成長していくのです。
気付きましたか?ヤマメが海に下ると、「サクラマス」と呼び方が変わります。
そうなんです!実は、サクラマスは幼少期に餌の奪い合いに負けてしまったヤマメたちが成長した姿だったのです!
そうして、すくすくと成長して体長50cmを超える姿になったサクラマスは産卵のために春ごろから生まれ育った河川に遡上しに来ます。
ヤマメの一生をお話ししましたが、次回は全国に分布するヤマメのおもしろい生態をご紹介します。